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2025.10.20

蔵六ニュース・・73号

 

蔵六ニュース・・73号

■添付の資料は、適正な象牙取引の推進に関する官民協議会の資料です。象牙を取り扱っている皆様への情報共有をお願いします

 

■さて、今年、問屋形態の会社と大手の小売店が消えていきました。

この分析をすると、問屋は取引の小売店の衰退です。おそらく取引の小売店が旧態の小売店で売り物がないお店が多かったのでしょう。

大手の小売店は、イオンに7店舗出店をしていました。ここでの売る上げが落ち込んだ事が大きな原因だと想像します。

全国で、こういった出店をしている小売店の厳しさが伝わってきました。

で、一番強い小売店はというと、後継者もなく、自宅で店舗を持ち、年金をもらい、来店する少ないお客様だけで充分だというお店です。

このお店も問屋を疲弊します。

で、元気はどこ? ネット数店だと思います。

小売店では多角的に商いの状態を変えているお店です。自分なりの売り物を持ち、挑戦しているお店です。

店舗小売りとネット小売りを合わせて経営状況を作り上げているお店です。

こんな事を書きながら、大手のネット店が会社を身売りしたという情報が入ってきました。業界益々見えなくなりつつあります。

 

 

■蔵六のSNS発信はインスタ、フェイス・X(なんだかよくわからないが?)・SNS発信をしていると

業界の方々のSNSに出会う。下記は、大阪の三田村様のSNSで、皆様に発信を許可していただいた。

ハンコの位置づけという意味でも皆様に考えてもらう価値があると思います。

★体温並みの気温からは、解放されていくのかなと思える大阪です。昨日、印章という商材と

「三田村印章店」のこれからの在り方を「ある人」とお話していました。その話の中でふと

思ったことをお話します。

印章の需要減は、今年に始まったことではなく、ここ数年においては非常に厳しい流れになっ

てきています。それは、デジタル化の進行によるハンコレスの流れという社会との接点を見失

い始めた印章の在り方が大きな原因であろうと思われます。そのことは、今まで述べてきた通り

です。しかしそれだけでなく、今年に入り何かが大きく変わり始めたような気がしていました。

昨日の会話では、今年に入りAIが更に社会に浸透し始めたと「ある人」が話して下さいました。

最近、いろいろなところでAIという在り方に出会います。パソコンやスマホは勿論のことで、

家族でのラインの中にもAIトークが出てきて驚きました。

「おしで」を印章業界の人は、日本の印章の初期の名称であり、印章だと思われている方が多いの

ですが、私は違うと思います。大陸渡来の印章を受け入れた、利用した文化的土壌であり、哲学の

ような考え方であると考えると、今の印章需要減も説明することが出来ます。「おしで」が印章で

あるならば、何故その呼称が印章にかわったのでしょうか?それを説明しているものは、何もありません。

「おしで」は発音であり、文字が存在しなかった時からの、神との契約を前提とした人と人との

約束のシナプスであったと想像しています。シナプスを情報伝達を行う接合部と考えると、

それが「おしで」であり具体物の印章であります。情報とは、人と人との約束の情報なのです。

日本社会において、メソポタミア起源の印章が何故独自の発展を遂げて、ついこの間まで社会との

強い接点を持っていたのかというと、そのシナプスの発達の役割を担ってきたからに他ありません。

日本社会に到る所にその神経細胞が張り巡らされて、情報が隅々までに正確に伝達されていきます。

印章により張り巡らされたシナプスを利用して、今度はデジタルがそれに代わり始めてきたのです。

そのスピードがAIにより加速されたというのが、今年ではないでしょうか。

今まだその代替は完了していなく、残り滓をハイエナのように浚いつくそうとしているのが、印章業

の実態ではないかなと、少しきつい言葉を使うと説明がつきます。自らもその一員なのかもしれませんが、

今年に入りその残り滓が急速になくなり始めてきました。それが全国各地で表れてきている急速な廃業

の流れを生んでいます。

しかしながら、デジタルやAIは、人と人との約束を印章が作ってきたシナプスを利用して、それにとって

代わろうとしていますが、デジタルとAIは、神との契約を前提としていません。そこが本来の印章の

在り方である「おしで」とは、決定的に違うところです。今、残骸を漁るよりも、「おしで」に依拠した

新たな印章の在り方を模索していく方が、クリエイティブであるし、デジタルが更に進行していった未来

社会においてもそこにきちんと接点を見出せるものとして普遍性を持ち存在していくであろうと考えます。

 

シナプスは、神経細胞間や神経細胞と他の細胞との間で情報を伝達する重要な接合部です。
この小さな構造がどのように機能するかを理解することは、脳の働きや人間の行動を解明する鍵となります。
シナプスは、私たちが学習し、記憶し、運動を調整する際に重要な役割を果たしており、その仕組みは神経科学の中心的な研究対象となっています。

シナプスには、化学シナプスと電気シナプスという2つの主要なタイプがあります。
それぞれのタイプは異なる特徴を持ち、情報の伝達方法や速度、精度に影響を与えます。
また、シナプスの可塑性と呼ばれる特性は、経験や環境に応じて神経回路が柔軟に変化する能力を支え、記憶や学習の基盤となっています。

 

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