蔵六のニユース
2023.04.02
蔵六ニュース 第8号
3月31日
■新年度が始まります。スタンペンGTKの販促用チラシのデーターを添付しますので、皆様のSNSの発信にご活用ください。
価格は定価で作成していますので、そのまま利用できます。後は、貴店の事をPRするような文章を素直に書けばいいと思います。
まだ、SNSをしたことがないという方は、スマホでインスタグラムやフェイスブックのアプリをアップして、チラシを写真を載せるだけなので、一度挑戦してみてください。
SNSはどうもという方は、チラシを印刷して利用する事もできます。
皆様の能動的行動を期待いたします。
SNSに取り組もうが、今年のモテギが皆様に訴える事です。
インスタ、フェイス、ツイッター等を朽ちして地域に発信して、貴店を認知してもらいましょう!!!
今年一年かけてやりませんか!! 近くのパソコン教室へ通う事も一案です。
■キャラクターを印材の側面に、個人名や学校名など名入れして販売する事はメーカーより禁止されていますのでよろしくお願いします。
■。今回、山梨で印章の企画展を開催しておりますが、例えば花押印(展示では真田家の花押印が展示されていました)の禁止から印鑑の実印制度へとの流れがあるような記述もあり、興味深々です。もっと前の時代の行政改革によるハンコの廃止の歴史もあったようです。山梨の印章企画展示品には女性の印鑑の押印もあり、戦国時代でもあり、非常に珍しいものでした。印鑑は爪印ですが、朱肉は口紅の赤を使っています。一度山梨にきてみてください。新発見がいろいろです。
29日には、長崎山梨県知事が視察に来るという事で、県の業界関連の団体の長の皆様と博物館の学芸員が説明をいたしました。
知事は、視察後、はんこがテレワークの阻害要因であるかのような認識が広がったことに触れて『恥ずかしい議論だった』と指摘した。知事は、行政改革のデジタル化などを進める上での押印省略について、印章そのものを否定する誤った表現が使われないように周知する事を国に求めてもきました。力強い知事でもあります。
下記は、ある電子印鑑の会社が公開している情報です。
■ハンコによる契約を「規制」してきた法令とその変遷
日本において契約書にハンコを用いる商慣習が定着するまでの歴史をひも解いていくと、むしろハンコこそが規制や古い慣習と戦ってきた存在であったという事実が浮かび上がってきました。
実は「規制される側」からのスタートだったハンコによる契約
日本におけるハンコのルーツを辿って歴史書を紐解くと、西暦57年に漢から送られたと言われる「漢委奴国王印」にはじまり、以後徐々に日本特有の文化としてハンコが定着した、と語られます。
しかしもう少し細かく分析をしていくと、江戸〜明治初期までの民間対民間の契約においては、ハンコはいまほどメジャーな契約締結ツールではなく、爪印(拇印)であったり、「花押」と呼ばれる草書体墨書きの署名(サイン)が使われていました。
さらに明治維新で近代化が急速に進んでいくと、大量の書類に花押を書かなければならないシチュエーションが増えていきます。そこで 花押を手書きする手間を削減するため、木にかたどって印判(ハンコ)にした「花押型ハンコ」が使われるようになり ました。
この花押型ハンコは、日本において朝廷や幕府といった統治者側ではない民間人が私印としてのハンコを使い出した源流といえます。
九州国立博物館ウェブサイト https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre03.html 2019年10月30日最終アクセス
実は、日本近代史における契約締結手段に対する規制は、明治政府がこの花押型ハンコの使用を禁止したところからスタート します。その規制のはじまりが、「明治6年太政官布告第239号」です。
人民相互ノ諸証面二爪印或ハ花押等ヲ相用候者間々有之候処、当明治六年十月一日以後ノ証書ニハ必ズ実印ヲ用ユ可シ、若シ実印之無証書ハ裁判上証拠二相立候条、此旨可相心得事
但商法上ノ証書ニ商用印ヲ用イ、請取通帳等ニ店判を用ヒ候ハ別段ノ事
これにより花押型ハンコは禁止され、自筆で花押するかまたは実印を押印しなければ、民民の契約は裁判上の証拠として認められないこととなりました。
さらなるハンコ規制強化—偽造・盗用リスクを理由に押印に加えて自署を加えることを強制
さらにこのハンコ規制は強化されていきます。司法省はわずか4年後、実印の偽造・盗用リスクを問題視し、取引と権利の安全を確保する目的で、今度は実印の押印に加えて自署(自書)を添えることを原則 とした「明治10年太政官布告第50号」を定めます。
諸証書ノ姓名ハ必ズ本人自ラ書シテ実印ヲ押スベシ、若シ自書スルコト能ハザル者ハ、他人ヲシテ代書セシムルヲ得ルト雖モ、必ズ其実印ヲ押スベシ、其代書セシ者ハ本人姓名ノ傍ニ其代書セシ事由ト己レノ姓名トヲ記シテ、実印ヲ押スベシ
明治時代からすでに実印の偽造が横行していた というのは、3Dプリンタで偽造されるようになってハンコの信頼が揺らぐ現代にも通じる、興味深い史実です。
■こういった情報をどんどん公開する電子印鑑業界の現実も考えていかなければならないと感じています。
一方、数回、IT業界からの印章の見方をアップして皆様にお伝えしましたが、考えてみれば、かえって勉強にはなるなあと感じています。業界は、今までの制度に甘えて、あまり勉強してこなかったツケを背負わされているなあとも感じています。
今回の、山梨の印章の企画展もいい機会のような気がします。
専門店として、もっと印章について知識を得る努力をしないとです。
■蔵六が運営しているサイト3つ
18日はアウトレット未掲載の商品を展示します
宝石印鑑・水晶印材・水晶装身具・水晶工芸品等々BtoB対応します。
象牙美術品・抹香クジラ工芸品・黒水牛工芸品等々BtoB対応します。