蔵六のニユース

2023.10.14

① 判子(ハンコ)文化を護る意味

 

判子(ハンコ)文化を護る意味

本当にハンコは『無用の長物』なのだろうか。河野太郎行革大臣が、行政改革の一つの柱として、行政手続き上の押印廃止を進めたことで、ハンコが悪者扱いされるにいたってしまったことは悲しむべきことであると私は思う。

伝統は、歴史のなかで取捨選択を繰り返してもなお人々によって守られてきたものであり、長い間の風雪に耐えながら蓄積されてきた叡智の結晶ともいえる。

千年以上にわたって用いられてきたハンコ文化を、目先の合理主義によっていとも簡単に廃止しまうことに何の迷いもないというのは、実におそろしいことではあるまいか。

便利でよい文化であるから長年用いられてきたのであり、『ハンコをどのようになくすか』でなく「なぜハンコが長年用いられてきたのか」の問題意識を向けてもらいたいと思う。

ハンコは、テレビなどが煽るように、本当に不便で不要なものなのか考えてみたい。

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